美作地区研修報告
2025年2月22日に美作地区研修会を開催しました。
講師は、『老いと演劇』OiBokkeShi主宰の菅原直樹先生をお招きしました。参加者は15名でした。
内容は「一緒に働くを一緒にケアする」ための研修。様々な価値観を認め合いながらみんなでケアをするための「対話のリハーサル」です。
始めに、会話と対話の違いについて話されました。会話とは、友達などの親しい人と話しをする事で、二人もしくは少数で話し合うことですが、会話には明確な目的やゴールがありません。 それに対し、対話では何かしらのテーマに基づいて、それぞれの意見を述べ合います。対話とは、互いの立場や意見の違いを理解し、そのズレを擦り合わせる事が必要ですと説明がありました。
その後、対話の演劇をプロットのエピソードを考えて作りました。日頃、介護現場に出てきそうな内容の演劇をグループに分かれて発表しました。介護職とナースとの対話の演劇や、家族の思いと施設側の対応についての演劇と3つの場面設定でした。とてもリアルで笑えました。お互いの立場や価値観・感情を尊重しながら対話を促す事の大変さ、対話を通じて新しい価値観を生み出す事ができるのか?ケンカで終わったり1人を悪者にするのではなく、自分や相手の言い方だったり表情や態度・第三者が入る事で、冷静に見たり客観的な意見が聞けたり、両立の立場でどっちが良い・悪いじゃなくて、どっちもリアルよね、分かるよねって言う少し違う意見の人がいてもあーこの人はこう考えてるのかなぁ⁈と正解がないのか新鮮で相手の立場ならこう考えてるのかなぁ?と考えさせられる対話の演劇でした。
自分がいつもやっている事は対話しながら出来ているのか⁈対話の大切さを感じました。
この研修を機会に現場でも対話が出来るように頑張って行こうと思いました。皆が立場や職種の違いを理解し、相手の事を考えて対話出来る人になれたらイイなぁ!と思える研修でした。