【高梁・総社地区】地区研修会を開催しました!
高梁総社地区第1回地区研修会を開催しました。
高梁・総社地区研修会
開催日:2023年11月17日(金)
会 場:高梁総合文化会館
テーマ:看取りにかかわる介護職員に必要な心構えについて 〜より良い看取りってなんだろう〜
講 師:グループホームこまくさ 施設長 山下 洋子 氏
10月はコロナ感染拡大により延期となりましたが、この度無事研修を行うことができ、13名の方にご参加いただきました。
研修会では、もしもの時どのような医療やケアを望むのか前もって考え、家族や信頼する人、医療・介護従事者たちと繰り返し話し合い、共有するACPについてのお話や看取りの過程などのお話がありました。
また、グループワークでは「看取りのあり方」として「こんな看取りがしたい」をそれぞれ出し合いました。その中で他施設が行っていることなどを学ぶことができました。
山下先生のご講義の中で印象に残っているお話の一つとして、「看取りを難しく考えなくて良い。おいしいコーヒーをあげたり、お花を飾ったりと本人の些細な発言を聞き逃さずできることをやっていくことが大切」とのお話があり、看取りと聞くとどうしても怖いもの、どうしたらいいか分からないから不安と考えてしまいますが、できることをやっていくことが大切だと知ることができました。
その他にも高カロリーの物は誤嚥をしやすくガリガリ君などは比較的しにくいことなど実用的なことも知ることができ、ありがたい研修でした。
高梁・総社地区では、今年度中にもう1回地区研修を開催予定です。決まり次第お知らせしますので、皆様のご参加お待ちしております。
今後ともよろしくお願いします。
参加者の感想
・グループホームでの看取りをしていることに驚き感動しました。
・自施設(特養)でも看取りは行っています。看取りを行うことが死生観に向き合う機会となり、死に向き合うことで、生に対しての明確な取り組みが見えてきます。ですが、現実はできる職員としない(できない)職員とで分かれ、チームとしての取り組みと言う点では弱いです。講義の中にもあった、しない(できない) 職員のその原因を取り除き(知識、技術の習得)、一人の人の最期をチームケアで看取れる職員集団にしていきたいと強く感じました。
・その人らしい看取りとは、特別な事でなくごくあたりまえのことであることが参加者の意見を聞いて納得しました。それを具体的にかみ砕いて言葉にして利用者や家族から引き出したり、職員間で工夫し伝え合わないと、共通の業務に活かすことができないんだと思いました。
(高梁・総社地区 広報委員 森岡)